フラワーはなも
2025年03月28日


笑顔の花咲く「フラワーはなも」。
創業52年。家族全員の経営で現在は嬉野と武雄に店を構えている。お店の始まりとなった嬉野店で柔らかな笑顔で迎えてくれたのは、ご主人の原トメジさんと節子さん。 色鮮やかで新鮮な季節の花達が店内を彩り、ラッピングに使用するリボンや包装紙などの商材が数多く並んでいる。お子さん、お孫さんを含め、全員が国家検定資格保持者の実力派揃い。数々のコンテストでも受賞しており、テーブル装花やスタンド装花、ブーケなども得意とする。「こんなものを作って欲しい」というお客様からの要望にも必ず応えようとしてくれ、確かな目利きと信頼で地域でも頼りにされる存在のお花屋さんだ。技術は勿論、お花の品質にも拘っており、一番良い材料を使い、一流の装花をお客様に提供する事を心掛ける。その為、80歳になるトメジさんは、自身でのお花の仕入れを欠かした事がない。


移住して始めた花業の道のりは甘くはなく、寝ずに仕事をする姿を節子さんはずっと創業から見守ってきた。その信用が徐々に広がり、現在は数多くのリピーターや顧客がつく程だ。「装花には生き様が現れる。お花の価値がわかる人がもっと増えて欲しい。」と言う節子さん。手がける装花は、花本来の華やかさをしっかり残しながら個々の主張を引き立たせ、集まる事で完成される世界観が印象的だ。トメジさんと節子さんの生き様を感じとる事ができる。フラワーはなもに頼みたいという思いのお客様は数多く、県外からの注文が入る事も珍しくない。ご夫婦で遠い宮﨑の地まで直接届けた事もある程だ。
品質の良さ、花の種類、薔薇の種類も豊富で、驚く観光客もいる。コツコツと二人が歩んできたお店の歴史は、生き様として現れる装花を見て是非体感して欲しい。

