安永金物店

2026年03月26日

人と暮らしに寄り添う町の金物店「安永金物店」。

 

明治・大正時代から続く、家庭金物や業務用品、サッシ、硝子、錠前、合鍵、クリーニング取次まで手がける老舗の金物店。長い歴史とともに町に根を張り、今では「困ったときはここ」と頼られる、町のお助け屋さんとして親しまれている。その証拠に、日々かかってくる相談は実にさまざま。

 

「解体後はどうしたらいい?」「網戸を張り替えてほしい」「ガラスを交換したい」。専門外に思える内容でも、まずは話を聞き、できる方法を一緒に考え、動いてくれる姿勢が信頼を集めてきた。現在力を入れているのが、サッシやガラス、補助金対象の内窓「インプラス」。一般家庭から旅館まで施工に対応し、断熱性や結露防止、遮音効果に優れ、省エネで電気代の節約にもつながる。UVカットや侵入抑止効果も期待でき、暮らしの質を底上げする提案を行っている。店内にはクリーニング店も併設され、いつ訪れても人の出入りが絶えない。
その理由は、安永さんご夫婦の人柄にある。扉を開ければ、元気な声とあたたかな笑顔が迎えてくれ、自然と会話が弾む。用事を済ませるはずが、気づけば長居してしまう人も少なくない。仲睦まじく店を切り盛りするお二人に円満の秘訣を尋ねると、「夫婦二人になってから旅行に行けるようになった」と、楽しそうに思い出話を聞かせてくれた。2人で定期的に温泉にも通うという、その穏やかな笑顔から元気をもらえる。「またいつでもおいで」。社交辞令でもない嘘のないその一言に心はほどける。このお店は金物店でもあり、訪れる人の心をそっと癒してくれる場所でもある。