岸川電気商会(ベスト電気 嬉野店)
2026年03月26日
家族で守る街の電器店 岸川電気商会(ベスト電気 嬉野店)。
父親から受け継いだ家電店を、家族で守り続けてきた岸川さん一家。2代目の良人さんは、奥様と二人三脚で店を切り盛りし、気がつけば40年という年月が流れていた。「早いねぇ。」と顔を見合わせて微笑み合うお二人の姿がとても印象的で、その一瞬に、振り返る余裕もないほど店を守ることに心を尽くしてきた年月がにじんでいた。
現在は3代目の朋樹さんが店を引き継ぎ、親子で店頭に立つ日々が続いている。良人さんが店を継いだ当時から、家電業界は大きく変化してきた。価格競争の激化、流行の移り変わり、販売方法の変化など、決して平坦な道のりではなかったという。そんな中、約25年前に「ベスト電気 嬉野店」としてフランチャイズへの一歩を決断。メーカーを幅広く取り扱える体制を整え、試行錯誤を重ねながら、変化の早い時代に対応してきた。近年は特に、販売戦略や価格変動への柔軟な対応が求められるが、岸川さん一家が何よりも大切にしてきたのは、地域に根ざした店であることだ。
お客様の疑問や困りごとに迅速かつ丁寧に応える姿勢は、今も変わらない。朋樹さんの代へと店を託した今、良人さんが口にするのは「続けてほしい。」という、実にシンプルな言葉だ。その裏には、商いを継続することの難しさを誰よりも知っているからこその重みがある。フランチャイズの強みである商品力と、家族の温かな人柄。その両方が、この街にとって心強い存在であり続けている。