御歌屋菓子舗

2025年03月28日
御歌屋菓子舗スマイルが光る創業90年の老舗和中洋菓子店。  2024年にリニューアルオープンした清潔感溢れる店内に足を踏み入れると、3代目の岡夫妻が笑顔で迎え入れてくれる。ショーケースにはマルボーロや最中、どら焼きなど約20種類程が並び、その独特なネーミングセンスに思わず笑みが溢れる。ネーミングの理由について尋ねてみると、お菓子が産まれた年に起こったニュースなどに絡めて作られたものから、普通じゃつまらないという理由でギャグに絡めたものなど。 自衛隊という職業から家業を継いだ店主、典子さんの人柄を存分に感じ取る事ができる
創業当時からの人気商品「ひき茶最中」(110円)を始め、嬉野茶の抹茶と粉茶を生地と餡子に練り込んだ「うれしののどら息子」(160円)、「17歳のチーズまんじゅう」(110円)や、お土産としても人気上昇中の嬉野茶を使った「茶まるくん」(100円)など、お菓子への拘りも手を抜かない。お客様からの要望を商品に繋げる事を大切にしており、糖質を気にされるお客様の為に、お菓子の甘さをしっかり保ちながらも糖度の低い砂糖に代わるトレハを使用している。 既存の商品の他にも、茶席やお祝い事、まとまった数での注文も受けており、練り切りや餅菓子などの生菓子にも対応している。観光客だけでなく地元にとっても心強いお菓子屋であり、ふるさと納税の返礼品にも選ばれるなど信頼も厚い。
又、リニューアルに伴い、4席程のイートインスペースも併設されており、購入したお菓子と共に、セルフサービスでの嬉野茶やコーヒーなど(100円)を一緒に楽しむ事ができる。壁面に飾ってある生菓子の型は御歌屋菓子舗の歴史を物語っており1つ1つが芸術的だ。目も舌も心も満たしてくれる嬉野を代表する菓子店は長居してしまう魅力が溢れている。