食彩市場 きはら

2025年03月28日
創業昭和30年から変わらず嬉野商店街の足湯側に店を構えている「食彩市場 きはら」。 全国は勿論、海外からも季節の旬の野菜や果物を仕入れ、保育園や病院、旅館への配達の他、店頭で販売を行なっている。又、仕出業として惣菜やお弁当の注文なども受けている。野菜の一部は計り売りも行なっており、 フードロスの観点からも利用客には大変有り難い。地元の方を中心に長年に渡って愛され続け、歩いて来店されるお客様も多く見受けられた。又、お店に歩いて通うのが難しいという方に対してタクシーまで荷物を運び、 手を貸している対応からもその信頼関係が伺える。食材を買う場所という単純な理由ではないものがこの場所にはあるのではないだろうか。 家族経営で経営を続けているお店は現在で2代目。靖弘さんのご両親がお店を始め、仕出しは1972年頃からお母様が完全自家製での惣菜系からスタートさせた。
当初、近所やスーパーでの惣菜やお弁当の販売はまだなく大変注目を浴びた。 その殆どが母の味、家庭の味というお惣菜やお弁当お漬物は、当時と同じレシピで引き継がれ、現在もお店の奥に数多く並び販売されている。毎週水曜日に並ぶ「蓬餅」、 木曜日に並ぶ「芋餅」は、たまたま来店した餡子マイスターの資格を持つお客様の舌をも唸らせた人気商品だ。この味に惚れ込んで遠方から買いに訪れるお客様も珍しくない。 しっかりとした甘さがあるのに甘ったるくなく、耳たぶ程の餅の柔らかさとのバランスは絶妙で、食感味共に癖になる。来週も必ず買いに行きたいと思わせてくれる商品だ。 数に限りがあるので午後からは店頭に既にない事も。又、惣菜も魅力が一杯だ。レジ横に並ぶ揚げ物の中で一際目を引くのは、その厚みと大きさに2度見してしまう程の具沢山なかき揚げ。 厚み2、3cm程の手の平サイズ。その他、魚系のフライや、メンチカツなど、日によって変わる事もある。冷蔵ケースの中に並ぶのは、おからや佃煮、煮浸し系の惣菜達。 味は家庭の味というだけあり濃すぎず、優しい口当たりだ。自家製の漬物も人気が高い。
どこか家に帰ってきたような感覚になれる温かみの溢れるお店は立ち話も思わず弾んでしまう。 時間を忘れ長居してしまうので後の予定は詰めすぎない事をお勧めする。